2012年12月18日
少年らしい心を忘れたら主人公の資格はない
「イルカの島」は、SFの巨匠として有名なアーサー・C・クラークが
著したジュブナイルSF長編小説である。
クラークの作品は基本的に大人向けの壮大で哲学的な作品が多いが、
登場人物、特に主人公には青春小説の主人公のような、まっすぐで穢れ
を知らない、冒険心に満ちた人物がしばしばすえられる。
その傾向をはっきりと受けついだ、まごうことなきジュブナイル作品
である本作が面白くないわけがない。
イルカの島で危機に陥った少年が、自分の勇気と知恵を駆使して、
島の人々を救う描写の数々には、大人でも胸を熱くする部分が
ある。
また、クラークらしい南国の叙景描写にも圧巻の冴えがあり、
娯楽作品としてSFの枠を超えて楽しめる作品だと思う。
著したジュブナイルSF長編小説である。
クラークの作品は基本的に大人向けの壮大で哲学的な作品が多いが、
登場人物、特に主人公には青春小説の主人公のような、まっすぐで穢れ
を知らない、冒険心に満ちた人物がしばしばすえられる。
その傾向をはっきりと受けついだ、まごうことなきジュブナイル作品
である本作が面白くないわけがない。
イルカの島で危機に陥った少年が、自分の勇気と知恵を駆使して、
島の人々を救う描写の数々には、大人でも胸を熱くする部分が
ある。
また、クラークらしい南国の叙景描写にも圧巻の冴えがあり、
娯楽作品としてSFの枠を超えて楽しめる作品だと思う。
Posted by オリーブ198 at 19:41
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